「PHP文芸文庫」より発行
東野圭吾様作、「夢幻花」
この本についている、東野圭吾様による帯には
「こんなに時間をかけ、考えた作品は他にない」
と、書かれるくらいに本当に手を掛けたミステリー作。
前にも書いたのですが、映像化の多い東野圭吾様ですが、
読んでいる傍から映像が頭に浮かんでくるようなおもしろさ。
3ヶ所、4ヶ所の色んな場面からストーリーは進み、それがいつしか重なって、1つの事件の解決へと結びつく、
さすがだなぁと読んでいて本当にわくわくと面白いです😊
物語の冒頭、平和な夫婦のいつもどうりの幸せな朝から始まり、ある惨劇事件の場面…。
続いて、ある少年のある少女との物語…。
プロローグとして始まる2つの物語。
そして、今度は一人の少女とおじいさんのお話…。
物語は序盤から、どんどんと話が途切れているようで、どこに続くのかと思いながら、読み進めていくと、
ある老人の死からふたたび始まる物語…。
禁断の花をめぐる衝撃の物語…。
物語が進むにつれ、少しづつ解けていく謎…。
そして、全ての物語が繋がってゆき、過去の謎が全て、解き明かされる。
繋がったぁ~っと感じるのと同時に、すぐにもう一度、最初から読みたくなっていました。
殺人犯を探すのとは別に、事件の本当の謎がどんどんと明かされることによって
わくわくが止まりません。
禁断の花とは???
夏の花「アサガオ」に隠された真実…
ぜひぜひ💕